2013年11月5日火曜日

天気予報が外れ、急いで秋起こし・・・の巻!

文化の日。 予報では雨模様だったので農作業はあきらめていたのですが、なんと朝から雨も上がり、曇りベースの晴れ。 ラッキー! 急いで朝食を取り、着替えるなり納屋からトラクターを引っ張り出して作業前点検。 よし。準備万端、作業開始となった一日の始まり。
スマホで予報を見ると夕方遅くから雨になるとのこと。
なんとか全部の田んぼを秋起こしできるはず。 先日、発酵鶏糞を播き終えているのでタイミング的にはベストな時期。 お天気様、ありがとうごぜいやす。(^人^)感謝♪
天気に恵まれると作業もスムーズ。 トラクターも軽快な音を立てながら進んで行きます。
1枚の田んぼを秋起こしするのに約40分~60分ぐらいの時間を必要とします。

発酵鶏糞を入れる事によって、土の中の微生物が活発になり、良い土づくりができるんです。
我が家では、10アールあたり100キロの鶏糞を投入。
これが、化学肥料に頼ってしまうと、土を手で触った時点でねばりが無く、土の質も粗くなっているのがよく解ります。土作りには最低でも早くて3年はかかりますが・・・。
田んぼの秋起こしで手こずるのが、用水際の湿地部分。
用水の目地部分から少しずつ水が漏れているので、土が乾きません。 そのため、この部分だけは、トラクターの操作に気を配りながら行わないと、土が平らにならず波打ってしまうんです。
来年の春先に、この用水の目地止めをしなくては。。。
秋起こし作業が終わると、田んぼはこんな感じに仕上がります。
近ごろは、作業の効率化とか、担い手不足によって秋起こしをせず、雑草だらけの田んぼが目立っているのでかなり心配しています。
土にも呼吸をさせてやらないと、中にいる微生物が活発に活動してくれません。
そうなると結局は、化学肥料や農薬に頼らざる終えなくなってくるのです。
雨が降らないとはいえ気温は高くならず、トラクターに乗っていると身体が冷えてきたので、お昼はあったかい肉うどんで腹ごしらえ。 七味唐辛子をタップリとかけて身体を真から温めました。
食べたら直ぐに午後の部開始。 

まずはトラクターに満タン給油。トラクターも食事です。
作業に入る前にトラクターの上でお茶を一杯。
さぁ、午後の部開始です。
秋起こししている最中に、営農組合の組合員が、我が家の転作田の大豆を刈り取りに来られました。専用の大型機械で刈り取れば、あっという間に刈り取り作業完了。
これで、最後に転作田の秋起こし作業もできます。 ありがたいことです。

大豆畑を残すだけとなった秋起こし作業。 その前にトラクターを再度点検。
ロータリーの動力を伝えるシャフトブーツが半分壊れてしまいました。 それからロータリーの刃もかなり減ったので、近い内に交換しなくてはいけない感じです。 今回の作業には問題ありませんが、毎年なにか部品の交換が必要になります。
さて。最後の秋起こしです。
大豆畑の後は、畝がトラクターのタイヤ幅と合わず、さらに凸凹の波を打った感じなので平らにするのが難しい作業です。 トラクターの自動水平機能やロータリー高の調整に気を配りながら作業を行います。最新のトラクターだと、かなり平らとなりますが、それでも凸凹してしまうのでここはトラクター操作の見せ所となります。 今年で4年目ですが、かなり上達したと思います。

ただ耕すだけでは、翌年の作業がスムーズに行かないので、できるだけ丁寧に秋起こしするようにしています。

今年の秋起こし作業は、すべて終了。
あとは、排水用の溝立て作業を残すのみとなりました。
来年に向けて良い土になるように祈るだけです。